日本人の食生活に深く関わってきた「うなぎ」は、謎多き生物としても知られておりますが近年ようやく産卵場所が判明するなど少しずつですが、謎が解明されつつあります。では、「うなぎ釣り時期」はいつが良いのでしょう?ここでは「うなぎ釣り時期」を簡単に解説しますので、「うなぎ」の謎をあなたも解明してみませんか?
「うなぎ釣り時期」と謎多き生態について
夏バテ防止や精がつく食べ物として「うなぎ」は、土用の丑の日などの食されます。では「うなぎ釣り時期」は何時なのでしょう?釣りのターゲットとして「うなぎ」を狙うには何時が良いのか?「うなぎ釣り時期」を調べて謎多き生物を釣り上げてみましょう。
①うなぎの産卵場所
回遊魚のサケなどは海で生活し川で産卵しますが、うなぎはサケとは真逆の生き方をする生物であり、川で生活し海で産卵します。近年の研究で日本列島から2500kmも離れた太平洋のマリアナ諸島付近で産卵することが確認されており産卵後まもなく成熟したうなぎは死んでしまうと考えられております。「うなぎ釣り時期」に釣り人の対象となるうなぎは、川に戻ってきて5~10年生活するものになります。
②うなぎの産卵時期
日本列島から遠く離れた場所で産卵するため、「うなぎ釣り時期」に影響を及ぼすことはありませんが、6~7月の新月の日に一斉に産卵するという説が有力です。
③うなぎの生涯
太平洋のマリアナ諸島付近で生まれたうなぎの幼体は、体長数ミリから数センチで、レプトケファルス(葉形仔魚)と呼ばれます。レプトケファルスは海流(北赤道海流→黒潮)にのり少しずつ成長しながら河口にたどり着き、そのまま川にのぼって5年から10年生活します。
④うなぎの生息域
うなぎはサケと同じく海水・真水に対応できる腎臓があり、不要な塩分を除去することができるため、生息域は川の上流から河口域までと広範囲となりますが濁った水を好みます。「うなぎ釣り時期」は餌となる生き物により若干変化はします。
⑤うなぎは夜行性
うなぎは完全に夜行性です。昼間は泥中や穴に潜んで活発に動くことはなく、日没後に捕食活動を開始します。「うなぎ釣り時期」も夜釣りが中心となります。
⑥うなぎのエサ
うなぎは雑食性のため何でも食べますが、一般的にうなぎの餌となるのは、小魚、エビ、カエル、貝類、ミミズ、ゴカイ類となります。「うなぎ釣り時期」にエサに困ることが殆どない雑食性の生き物と言えます。
⑦うなぎ釣り時期
うなぎの生態については少し理解していただけたかと思いますが、肝心の「うなぎ釣り時期」は何時なのでしょう?土用の丑として注目されるため7月が旬と思われがちですが、実は秋がベスト・シーズンと言われております。5、6月頃から釣れ始め夏場の夜釣りのターゲットとなりますが、近年の研究により晩秋にマリアナ諸島付近に向けて出発すると解明されており秋の河口域が「うなぎ釣り時期」としては最適シーズンと言えます。上流域などでは真夏でも沢山釣れるところもあり地域によって若干の違いはありますが約2500kmもの長旅に備え体力を蓄えている秋頃は「うなぎ釣り時期」として間違いないでしょう。
いかがだったでしょうか?
謎多き「うなぎ」の生態と「うなぎ釣り時期」を簡単に解説してみましたが、少しはお役にたったでしょうか?昔から日本人の食生活に馴染み深い「うなぎ」を自分で釣って食べる・・・「うなぎ釣り時期」には、「うなぎ」の夜釣りの醍醐味と味覚を楽しんでみましょう。