釣具メーカーからあまりにも多くの種類の竿が販売されているため、石鯛竿はどれを選べば良いのか迷ってしまいます。値段も高額で見た目もいかつい竿が多いため気後れしてしまう方もいるでしょう。では石鯛竿を選ぶときのポイントとは何でしょうか?
上手に石鯛竿を選びましょう
最初はいかつく感じる石鯛竿ですが、その重さや太さに慣れるにはそれほどの時間は掛かりません。実際に釣具店で石鯛竿に触れて軽く振るなどして選ぶ時、あらかじめ何を頭に入れておくべきでしょうか。では石鯛竿を選ぶポイントについて説明していきます。
①石鯛竿の硬さ
自分の体力にあった硬さを選びます。硬さはM(ミディアム)、MH(ミディアムハード)、H(ハード)の3タイプがあります。石鯛釣りに慣れていて体力にも自身のある方でしたら強風時や速い潮流に対応できる硬調子のHで構いませんが、初心者が最初に購入する竿は食い込みの良い軟調子のMや普通の調子のMHがお勧めです。
②石鯛竿の長さ
石鯛竿の長さは釣り方によって変わりますが、石鯛釣りは基本置き竿です。置き竿の場合は飛距離が出る5.2~5.4m前後が良く、慣れてくると100mほどの飛距離を稼ぐことが出来ます。手持ちの場合だと5m前後が最も使いやすい長さです。
③石鯛竿の重さ
石鯛竿自体の重量は軽い竿500gほどで重い竿でしたら1kgほどもありますが、手持ちでしたら500g前後の軽い竿が良いでしょう。置き竿でしたら多少は重くても構いませんが、手返しの早さを考慮するなら、なるべく軽い竿のほうが好都合です。またリールの有無でバランスも変わるため、実際にリールを装着してから竿の重さを決めることが大切です。
④石鯛竿の継ぎ目
石鯛竿は大きく分けて振り出し竿と並継ぎ竿があります。振り出しは並継ぎより価格も安く、柔らかくて収納しやすいですが飛距離が出ません。並継ぎは硬く反発力がありますが、仕舞寸法が長いため持ち運びには不便です。このようにそれぞれメリット・デメリットがあるので迷うところですが、最初の一本目の石鯛竿は振り出し竿よりも反発力があって飛距離が出る並継ぎ竿のほうが良いでしょう。
⑤外ガイドかインナーガイド
石鯛竿には外ガイドとインナーガイドがあります。これに関しては好みの問題ですが、外ガイドの竿のほうが太めのラインを使用できてラインの出も良くバランスに優れています。しかし強風の影響でラインがガイドに絡んでしまうことも多いため、初心者にはラインが強風の影響を受けない中通しのインナーガイドがおすすめです。
いかがだったでしょうか?
初心者におすすめの石鯛竿はM、MH、5m前後、並継ぎの竿になります。価格は5~10万円と高額に感じますが、10~20年と永年使う竿と考えればそんなに高いものではありません。石鯛釣りはアタリを手元や竿先で取る独特の釣りのため、自分にあった竿を妥協せずに選ぶことが重要です。