バスフィッシングやトラウト狙いに最適なダイワ製リール「イージス」。元々、バス専用マシンというコンセプトで作られています。しかもソルトウォーターでの使用も可能な装備まで兼ね備えています。では、ダイワ「イージス」の利点はどのような物でしょうか?
繊細な釣りに最適なダイワのイージス
リールは釣り方によって多数の種類に分かれています。ダイワ製イージスは、ボディとローター、スプールが絶妙のバランスで組み合わせてあり、さらにハイギアモデルもあります。プロも認めるリールですので、きっと釣り人の心を刺激するでしょう。
①マグシールド
ダイワ製のリールの特徴といえばマグシールドですが、このイージスにもマグシールドが搭載されています。ここでマグシールドとは「軽く滑らかな回転をそのままに。不可能と思われたゼロフリクション防水」というコンセプトで作られている防水機能です。これは回転異音や回転滑らかさなど、塩ガミ・異物の混入による使用不快感を大幅に低減する機能で、リールの使用時間が長ければその効果が実感できます。ダイワのイージスはこの利点があるおかげでソルト対応品となっており、淡水だけではなく海水でも使用できるリールになっています。
②エアローター
ダイワのイージスには、軽い回転を実現するエアローターという機能が付いています。これは今までのローターに比べて、強度はそのままに約15%軽量化する技術です。ローターの構造を最適化し負荷を分散させることで耐久性が増し、ローターバランスが向上しています。ダイワのイージスはローターバランスが向上していることで、軽量化の実現とレスポンスの良い軽い回転を実現しています。
③ザイオン
「ザイオン」と聞くとゲームの最強呪文的な勝手なイメージがありますが、このダイワのイージスに使用しているザイオンは素晴らしいです。まずは強度。素材はカーボン樹脂という物で、樹脂にカーボン繊維を高密度に混ぜてあり、同重量比で言えばマグネシウム以上という強度を誇ります。次にサビに対する劣化です。アルミニウムやマグネシウムは金属である以上、サビに対する腐食は免れません。カーボン樹脂は金属では無いために、海水などによるサビがありません。このイージスに使用されているザイオンも海水に使用できる大きな利点と言えるでしょう。
④クロスラップ
細糸やPEラインを使用した釣りでは、キャスト時などにライントラブルが起こる確率が上がります。ダイワのイージスは、クロスラップという名前の技術でライントラブルを減少させています。どのような技術かと言うと、糸を巻き取る時に綾巻き方式という角度をつけて巻き取る方法で糸を巻きとります。そうすることでスプール糸巻き部のライン食い込み、や糸ズレを防止します。つまり、ダイワのイージスは糸を巻き取る時に、クロスさせながら糸を巻き取ることで食い込みや糸ズレを防止し、ライントラブルを低減させるという利点をもっています。
⑤ABSシステム
これは車に搭載されているABSブレーキシステムとは全く違うものになります。ダイワのイージスに搭載されているABSは、「アンチバックラッシュシステム」の略になります。バックラッシュといえばライントラブルの中でも面倒なトラブルのひとつで、キャスト時にラインが絡まってしまうと、ほどくのが大変です。ダイワ製イージスはスプールに工夫が施してあります。まずは「スプールを大口径」、次に「巻き取り面を逆テーパーにする」です。この二つを組み合わせることで、ライントラブルを激減させています。また、このダイワ製イージスのスプール構造は飛距離が伸びるという利点があります。さらに巻き取り速度、ドラグ性能の向上にも寄与しています。
⑥UTD
アルティメットドラグシステムという機能がダイワ製イージスに装備してあります。フェルトでできた高密度フェルトワッシャーというワッシャーに新型オイル(もちろん高性能・高耐久)を染み込ませて使用しています。これはドラグ効き始めがスムーズで、ドラグを締め込んでもムラのない安定した効きを実現できるという利点があります。
⑦プロの目線
6項目に渡って利点を説明しました。ダイワがバス釣り専用マシンとして開発したイージスは淡水のみならず、海水でも使用可能となっています。茂手木プロは、「1003RH」の凄さをこう語っています。「ライトラインを使ったライトリグの釣りに特化した専用機として素晴らしい能力を持っていると思います。もともと僕は檜原湖などの釣りでラインはMAX3lbという条件でも2500番台を使っていたのです。トップ50を勝った時にも、イグジスト・スティーズカスタム2506を使っていました。2~3lbを巻く場合は下巻きが必要で若干面倒なのですが、スプール径が大きいのでトラブルは少ないですからね。でも、このリールなら1000番台のスプールでも全然問題なかったですね。それよりも2500番台のボディ、2000番台のローターというコラボが絶妙です。最近、ロッドも軽くなっていますから、このリールならバランスもいいですね。」(一部省略)やはりダイワ製イージスの利点は細い糸を使用してもライントラブルが少ないことと、ロッドとの重量バランスのようです。
いかがだったでしょうか?
ダイワ製イージスの利点を7項目に渡って説明しました。このイージス、価格も手の届く範囲に設定されており、初心者から上級者まで幅広く使えるリールになっています。今までライントラブルで困ったことがあった方、次のリールはダイワ製イージスの購入を検討されてみてはいかがでしょうか。