「春告魚」と書いてメバル・・・このメバルをワームなどのソフトルアーやジグ、プラグなどのハードルアーと極細ラインを使って狙うメバリング。では、メバリングにはどんなラインが良いのでしょう?ここではメバリングに適したラインについて簡単に解説しますので、あなたもメバリングにチャレンジしてみませんか?
★☆メバリングに最適なラインを学んでみましょう☆★
メバリングに使われるラインには、ナイロン、フロロ、PEの3種類があります。釣り人の好みやポイント、時期や条件などにより使い分けをされる方もいらっしゃいます。ここでは、それぞれのラインについて簡単に解説してみましょう。
①ナイロンのメリット
ナイロン・ラインは柔らかくて軽く、伸縮性、吸水性が高いためリールに馴染みやすく飛距離も出ます。2LB~3LBの極細ラインがメインになるメバリングでは、適度な伸びがメバルの食い込みを良くします。更に安価であるという最大のメリットがあります。初心者の方は取り扱いが比較的簡単なナイロン・ラインから始められることをお勧めします。
②ナイロンのデメリット
伸縮性があり柔らかいため感度が悪いというデメリットがあります。また、光の屈折率が高く水中でもラインが見えやすいため、目が良いと言われているメバルのデイ・メバリングに不向きであり、紫外線による劣化もあります。
③フロロのメリット
伸びが少なく吸水性も殆どありません。比重が重く感度が良いためアタリも非常に取りやすく、軽いジグヘッドを使うメバリングには適しております。また、耐摩耗性が高いため根ズレにも強いというメリットがあります。
④フロロのデメリット
張りがあり硬いラインのため、結束しにくいというデメリットがあります。ナイトゲームが多いメバリングにおいて極細ラインを現地で結束するのは結構大変です。また、値段も比較的高いというのもデメリットと言えるでしょう。太くなるほど張りがありトラブルが増えます。そのため、初めてフロロを使うなら3LBから使ってみるのが良いでしょう。
⑤PEラインのメリット
伸縮性が殆ど無く感度抜群のラインのため、メバリングの主流となりつつあります。リーダーを結束しての使用が前提となりますが剛性が高く非常に軽いため、遠投が必要なメバリングのシーンでは必須ラインとなります。更に水に浮くため視認性が良く、ラインの確認が容易であり紫外線による劣化も殆ど無く長持ちします。
⑥PEラインのデメリット
何本かの糸を編みこんで作られているラインのため熱や傷には非常に弱く、ショックを与えると一気に切れて(高切れと呼ばれる)しまいます。また光の屈折率が非常に高く、魚の視界に入ると警戒心を高めてしまうためリーダーを結束して使用します。メバリング初心者にとってメインラインとショックリーダーとの結束が最初の難関になりますが、幾つかの結束方法を覚えておきましょう。最後に値段が高いこともデメリットのひとつと言えます。
いかがだったでしょうか?
ラインの進化は非常に目をみはるものがあり、ナイロン、フロロ、PEそれぞれのデメリットを克服したラインが次々と発売されております。あくまで一般的なメリット、デメリットを説明しましたが、使用されるメバリング・ロッドの特性や時期なども考慮しラインを選ばれることをお勧めします。