ダイワ、ベイトリールのマグブレーキシステムのマグフォース。 1990年代から登場した、ダイワ独自のブレーキシステムの技術です。 ダイワ、ベイトリール、マグフォースにはどんな技術やシステムがあるんでしょうか?
ダイワ、ベイトリール、マグフォースの技術
ダイワ、ベイトリールのマグフォースは、近年ベイトリールには欠かせないブレーキシステムになっています。 マグフォースも進化と共に数種類のマグフォースがあります。 ダイワ、ベイトリールのマグフォースを以下の項目で説明したいと思います。
①マグフォースとは
ダイワ、ベイトリールに使われているマグフォースは、ダイワのマグブレーキの呼び方で常に効きっぱなしの、通常のマグブレーキのことをいいます。 ダイワ独自のベイトリールブレーキの技術で、近年のベイトリールには欠かせない技術になっています。 そして今現在も、より良い方向に進化もしています。
②マグネットブレーキの特徴
スプールの回転する事による磁界の発生で、リールに取り付けられたマグネット磁石とスプールの金属部分との引っ張り合いの力で、 磁力でスプールの回転が遅くなるような仕組みになっているのがマグネットブレーキの仕組みになります。
③マグフォース
ダイワ、ベイトリールのマグフォースは1990年代に遠心ブレーキ、マグサーボ、マグフォースと進化をしてきました。 マグフォースは現在のマグフォースV、Zの基礎になりました。 磁石によって発生する磁界にスプールに取り付けられたインダクトローターを通過させることによりブレーキをかける機構で、ブレーキ特徴は、ブレーキ力がスプール回転に比例するため、キャスト後半までしっかりとブレーキを利かせることができるため、向かい風のキャストやビッグベイトやクランクベイト等の空気抵抗の大きな投げにくいルアーのキャスティングに向いています。
④マグフォースV・Z
ダイワ、ベイトリールのマグフォースVは、リニアに移動するインダクトローターによって、ルアーの飛距離を伸ばすと同時にバックラッシュを防ぐ、画期的なブレーキとして一時代を築きました。 キャスト時にスプールが回転する際に、その遠心力が働いてインダクトローターが外へと飛び出して磁界へと突入し、スプールの回転数が最も高まる初期のみに磁界に入って回転を制御し、回転が収束する頃にはインダクトローターは磁界を外れて回転を弱めながらも回り続けます。 これがキャスト後半の伸びを意味するシステムです。 マグフォースZはマグフォースVの平底のタイプのことを言います。
⑤ロングディスタンスチューン
ダイワ、ベイトリールのマグフォースロングディスタンスチューンは基本構造はマグフォースV・Zとまったく同じだが、インダクトローターを出し入れをします。 インダクトローターはフルキャスト時のキャスト初期の一瞬だけ磁界のMAXまで到達し、すぐにほぼノンブレーキの状態に戻ります。 これがミディアム~ヘビーウェイトかつ抵抗の小さいルアーでは威力を発揮することができます。 デメリットは向かい風やスプール回転数を上げきれないショートキャストには向かないということがあります。
いかがだったでしょうか?
マグフォースとマグフォースV、Z、ロングディスタンスチューンと少し性能や使いどころが違うのがわかってもらえたと思います。 ダイワ、ベイトリールのマグフォースは現在のベイトリールに欠かすことのできないとても優れた技術が使われています。