近年、東京湾の湾奥、川崎や横浜で人気のエギングのターゲット、シリヤケイカ。4月中頃から6月末までの、このシーズンだけの季節限定のエギングです。エギング初心者におすすめのターゲット、シリヤケイカを釣るにはどの様な準備が必要でしょうか?
シリヤケイカを釣るための7つの準備
一度釣ったら病みつきになってしまうシリヤケイカのエギング。東京湾奥の川崎や横浜で春の産卵時期に釣れるこの季節ならではの釣りです。シリヤケイカの釣り方には、エギングとウキによる餌釣りがありますが、今回はエギングの準備を解説していきます。
①ロッド
シリヤケイカを釣るには、エギング用のロッドでOKですが、もし無ければシーバス用のロッドで代用することもできます。シリヤケイカを釣るロッドですが、長さは8フィートくらいが使いやすいと思います。初めてシリヤケイカを狙うなら、シーバス用のロッドでやってみて、エギング専用のロッドが欲しくなったら購入を考えればよいでしょう。
②リール
リールはスピニングリールです。シリヤケイカは、底を狙う釣り方となります。基本的にはミチイトは、PEラインは0.8号ですが、根掛かりでエギのロスを考えるなら、1.5号でも良いでしょう。シリヤケイカに使うミチイトには、PEラインを0.8号から1.5号を100から150メートル巻けるリールを準備すればよいのです。シーバス用のリールでも共用できます。
③ラインについて
ミチイトはできることなら、PEラインをおすすめします。ナイロンでも釣ることができますが、ナイロンは伸びのある糸なので、フッキングがあまくなりバラシの原因となります。しかし、PEラインを使う場合にはリーダー(フロロカーボン)が必要となり、釣り初心者がPEラインとリーダーの連結はむずかしいので、事前に練習しておくことをおすすめします。リーダーは、3号や4号でよいでしょう。しかし、根掛かりを考えるともう少し太くてもOKです。
④エギについて
エギの基本カラーは、オレンジとピンクですね。その他に自分の好みのカラーを準備してみましょう。メーカーは、ダイワのエメラルダス、ヨーズリのアオリーQ、ヤマシタのエギ王などがありますが、安い300円程度のエギでもシリヤケイカは十分釣れます。サイズは3号または3.5号です。シリヤケイカの場合は、底を攻めるので根掛りが多くなりエギをロスすることも多いので、予備を数個準備していきましょう。
⑤シンカー
シリヤケイカは、底を攻めるので潮が早いと底へ付く前に流されてしまいます。そのためシンカーを準備しておきましょう。エギ専用のシンカーもありますが、普通のなす型オモリの1号から3号で十分です。
⑥その他に必要なもの
タモが必要となります。掛けたシリヤケイカを抜きあげるのもかまいませんが、あげたときに墨を撒き散らし他の釣り人に迷惑をかけることがありますので、タモで刺激しないように取り込みましょう。イカを締めるイカピック、シリヤケイカは墨が多いのでクーラーに入れる際はビニール袋に入れるとクーラーの掃除が楽です。その際、ビニールは2重にしておくと良い。1枚だとイカがビニールを噛んで切れてスミがもれてしまうからです。
⑦服装について
服装についてですが、シリヤケイカに墨を吐かれる場合がありますので、黒や色の濃いものまたは汚れてもよい服装が適しています。
いかがだったでしょうか?
川崎や横浜で手軽に釣れるシリヤケイカ。難しく考えなくても、普段シーバスを狙っている人ならルアーをエギに変えればいいだけで、簡単にチャレンジできる釣りです。また、エギングの基礎練習にもなると思います。食べても美味しいイカ釣りにあなたもチャレンジしてはいかがでしょう?