誰でも簡単に始められるのがアオリイカ釣りの魅力。でも「なかなか釣果が上がらない」とお悩みの方もおられることでしょう。まずアオリイカエギングの幾つかの基本的なテクニックを覚えましょう。アオリイカに効果的にアピールするテクニックとは一体どのようなものでしょうか?
アオリイカに猛烈アピール!6のテクニック
ただエギを泳がせただけではアオリイカは反応してくれません。ちょっとしたテクニックが必要です。また場所や状況によってテクニックを使い分ける必要もあります。それぞれの状況でどのようなテクニックがあるでしょうか?分かりやすく説明していきます。
①シャクリのテクニック(=アオリイカエギングの基本型)
エギングではエギを動かす動作を「シャクリ」と表現します。ロッドをシャクリ上げて、エギを跳ね上げる動作のことです。基本アオリイカエギングは「二段シャクリ」というテクニックが使われます。二段シャクリとは、小さな早いシャクリのあとロッドを一瞬止めて次のシャクリの動作に入ります。ホップステップという感じでしょうか?
【シャクリテクニック向上のポイント】
固定的に同じシャクリ方をするだけでなく変化を加えましょう。シャクリのタイミングやシャクリ後フォールさせずにエギを水平に泳がせるなどしてみましょう。その釣り場に適したシャクリテクニックを見つけてください。
②アオリイカが釣れる「時期」を見極める
勿論、アオリイカは一年中狙えるのですが、”ベストシーズン”は存在します。秋【9−11月】はアオリイカの最も釣れる時期です。(場所によって多少の違いがあるかもしれません)シーズンによりアオリイカのサイズも違いますから、個体の大きさに合わせてエギを換える事も一つの重要なテクニックです。
秋は比較的小さな個体が多く見られます。そのような時は少し小さめのエギ(2.5-3号)を使います。秋は子イカで数釣りができる時期です。夏に産まれたイカが活発に捕食するからです。初心者はこの時期に狙うと良いでしょう。逆に春はやや大きな個体が見られますのでやや大きめのエギ(3.5-4号)を使います。この春のアオリイカは産卵のため藻場に集まってきますので、大型のアオリイカを狙うのならこの時期が一番のチャンスです。
③アオリイカが釣れる「ポイント」を見極めるテクニック
藻がある所や潮がぶつかる場所はアオリイカの釣れるポイントです。特に春は藻や岩の陰を重点的に狙いましょう。(偏光グラスは状況把握に欠かせない道具です。必ず携帯しましょう。)
大方の場合釣れるポイントには既に釣り人がいるはずです。そうしたポイントをしっかりと覚えておきましょう。防波堤であれば港の入り口付近も良いポイントです。水深が3m近くあれば十分アオリイカのポイントになります。
④アオリイカの釣れる「時間帯」を選ぶ
時間帯を考慮する事もテクニックです。考慮条件の一つ目は「マズメ」です。つまり、日の出前や日の入り前の時間帯はアオリイカが釣れる時間帯です。この時間帯に合わせて前もって場所に向かいましょう。二つ目は「潮」です。”満潮”の前後一時間半くらいがアオリイカの活性が上がる時間帯です。
⑤ディープエギングとシャローエギングを見分けるテクニック
【ディープエギング】どの深さにアオリイカがいるのか分からない時があります。その時はまず底を当たってみましょう。シンキングタイプの比較的重いエギを使います。アオリイカ活性が低いように思える時もディープエギングを行なってみましょう。また重量があるエギなのでフォールスピードも早くなります。キビキビとした攻めのエギングをしたい場合はこちらを選びましょう。
【シャローエギング】ディープエギングの逆で比較的軽いエギを使うテクニックです。比較的流れの穏やかなポイントで使います。フォールスピードもゆっくりですからアオリイカにしっかりとアピールする事ができます。防波堤に行くと先の方に釣り人が集中する傾向があるように感じますが、決して浅い場所で釣れない訳ではありません。ポイントになりそうな場所を探してシャローエギングを試してみましょう。
⑥活性が低いアオリイカを目覚めさせるテクニック
「今日はどうもアオリイカの活性が低い」という場合に仕える裏技的テクニックがあります。それは繰り返し以下にエギを見せてアピールする事です。何度も繰り返しているうちに活性が上がる事があります。それでも変化が見られない場合はサイズやカラーを変えてシャクってみましょう。
いかがだったでしょうか?
アオリイカも生き物なので時には釣れない日もあります。また、文字で見るのと実際に行なうのとでは難しさは違います。でも基本的なテクニックを身につけておけば釣果は間違いなく違ってきます。経験を重ねてテクニックを少しずつ磨いていきましょう。