春一番が吹く頃から春の行楽シーズンのピークとなるGWを過ぎる頃までは、バチ抜けのシーバス・ゲームの季節になります。バチ抜けのシーズンは、シーバスの食い気も上がるため、これからシーバスにチャレンジしよう言う方にも絶好の季節です。活性が上がるバチ抜けの季節、あなたもシーバスに挑戦してみませんか?
★☆バチ抜けシーズンのシーバス攻略法☆★
バチ抜けシーズンのシーバスは、大潮の満月の夜が狙い目と言われておりますが、それは何故なのか?普段のシーバス・フィッシングとは異なるバチ抜け特有の攻略法を簡単に解説してみましょう。
①バチ抜けとは
ゴカイや青イソメなどの多毛類のことをバチと呼びます。3月~5月頃になると産卵のために海底から水面近くまで浮き上がってきます。この現象を「バチ抜け」と呼び、そしてこの時期、バチに似せたルアーを使ったシーバス狙いのパターンをバチパターンと呼びます。場所によっては2月頃からバチが抜けるところもあります。バチ抜けは関東地方から始まり、関西では少し始まりが遅いようです。
②狙い目は大潮・満月
バチ抜けは満月の夜が一番の狙い目と言われております。ゴカイや青イソメの産卵周期の波長が合うためではないかと言われており、シーバスを狙うには絶好のチャンスとなります。
③バチ抜けの時合い
シーバスだけでなく魚釣りにはマズメが良いと言われておりますが、その中でもバチ抜けパターンのシーバスに一番良い条件とされているのが、大潮の満潮から潮が下げだす時間帯が夕まずめと重なった時です。これらの条件が揃った時は、水面に漂うバチを視覚的に捉えられシーバス狙いには絶好の時合いです。
④バチパターンのルアー
バチ抜けの季節にシーバスを狙うには、バチと同じような動きをするルアーを使用しましょう。ワームなどは非常に効果的です。但し、ワームの場合はノーシンカーとなるため飛距離が出ないという短所もあり、細身のシンキングペンシルやリップを削ったミノーなどがバチ抜けのシーバス狙いでは定番ルアーと言えます。初心者はあまり沈まないバチ抜け用のルアーを選ぶことも大切です。
⑤ルアーアクション
バチ抜けのシーバスを狙うときは派手なルアーアクションは不要です。表層をただひたすらデッドスローでタダ巻きするだけでシーバスにアピールします。一見何の動きもないようなルアーがバチ抜けのこの時期、シーバスには効果的です。
⑥バチ抜けのポイント
バチはプランクトン同様に照明に集まります。砂や泥があり常夜灯などがある港湾部の奥まった場所などには、バチ抜けのシーバスを狙う絶好の条件が揃っております。
⑦ポイントを覚える
バチ抜けのポイントは毎年同じです。バチパターンでシーバスを釣り上げたポイントは必ずメモしておきましょう。来年もまた、そのポイントでバチ抜けと出会うことが可能になります。
いかがだったでしょうか?
シーバスは一年を通してアングラーを魅了します。特にバチ抜けのこの季節はバチパターンという特有の呼び方で親しまれ好釣果が期待出来るシーズンとなります。シーバス・デビューにも最適であり、シーバスの強い引きを体験できるチャンスが訪れる確率は非常に
高くなります。