広大なサーフのどんなポイントにヒラメは潜んでいて、どんなルアーを使えばヒラメにアピール出来るのか?ここでは簡単にポイントを見つけるコツやテクニックを解説します。頭で理解できれば、あとは実際にサーフに出てルアーを投げ込むだけです。さあ、次の休日にはヒラメが待っているサーフに出かけてみませんか?
ルアーを使ってサーフのヒラメを攻略するには
ルアー・フィッシングと言っても船からのジギングや波止からのワインドなどの釣りとは全く違うサーフからのヒラメ狙い。第一級のフィッシュイーターであるヒラメをサーフからルアーを使って攻略するにはどんなテクニックが必要なのでしょう?
①攻める場所を見極めよう
まずは、高いところから海の様子を確かめましょう。ここで波の変化のあるところや、潮目、離岸流、ナブラなどを確認し攻めるポイントを絞り込みましょう。やたらめったら攻めるよりは、ベイトフィッシュの溜まりそうな場所を見極め、集中的に攻めることが重要です。
②潮目を扇状に攻める
サーフを見渡して潮目が出来ていれば、まずは真正面にルアーを投げ込み、次は扇状に左右に投げ分ける釣り方から始めましょう。最初は仕掛けをボトムに落としカケアガリやストラクチャーなどの地形変化を探りながらヒラメにゆっくりアピールしてみましょう。
③離岸流を見つける
離岸流が発生している場所は地形的にも変化に富みベイトが集まりやすいポイントです。ヒラメ狙いには第一級のポイントになります。沖に流されている浮遊物などを見つけたらすぐにルアーを投げ込んでみましょう。ミノーなどのルアーでは引き抵抗が変わるのですぐに離岸流とわかります。少し重めのルアーを使って遠くに投げ込み、沖に潜むヒラメにアピールしましょう。但し、サーフの際まで気を抜かずにルアーを動かして下さい。ヒラメは浅場でベイトを捕食する場合も多いのです。
④ブレイクを攻めろ
波は地形の変化により持ち上げられます。故に白波が立つ場所は地形に変化がありベイトが集まりやすくヒラメの好ポイントになります。波がブレイクしている沖側にルアーを投げ込み手前に引いてきましょう。特に日が高くなればなるほど沖のブレイクポイントが狙い目となりますが、遠投することが多い釣りなので少し重めのルアーと長めのロッドを用意しましょう。
⑤合わせは焦らず
大きな口で獰猛なヒラメですが、エサ釣りでも非常に合わせが難しい魚です。バイトがあっても慌てて合わせず、向こう合わせ気味で構いません。ルアーを咥えたと感じた瞬間にしっかり合わせてフッキングして下さい。
⑥ボトムからトップまで
ボトムから1メートルくらいをワームなどのルアーで最初は攻め、反応が薄い場合はバイブレーション系などの目立つルアーでヒラメにアピールしましょう。季節にもよりますがイワシの群れなどを追ってトップ付近に姿を見せる場合もあるためボイルなどを発見した場合は表層系ルアーでも攻めてみましょう。時にはヒラヒラと沈むメタルジグなどもヒラメには効果的です。
⑦リーダーは短めに
遠投することが多いサーフからのヒラメ狙いでは、ラインシステム等の仕掛けがガイドにあたり衝撃で切れてしまうことがあります。高価なお気に入りルアーと「さよなら」ということにもなりかねませんのでルアーとメインラインを繋ぐリーダーは1メートル程度が適しています。
いかがだったでしょうか?
サーフからルアーで狙うヒラメ釣りの場合、一番のテクニックはポイントを見つけることと言っても良いでしょう。魚探もなく自分の目に映る情報が頼りです。潮の流れや波の動きなどで地形を把握しルアーを投げ込むのです。ポイントさえ把握できればヒラメを釣り上げるのに、さほど時間はかからないでしょう。