秋から冬にかけておいしいカワハギは、釣っても食べても楽しめるお魚です。カワハギは身が薄いので3枚おろしは少し難しいですが、骨がついたままのレシピも多いので調理するのは難しくありません。お手軽なカワハギのレシピをレパートリーに加えませんか?
カワハギの簡単おいしいレシピ5選
カワハギといえば新鮮な肝を使ったレシピが多いですが、調理しやすい身は色々なレシピに応用できます。カワハギは身のはずれがいいので火を通すレシピですと、とてもお手軽に調理することができます。
①カワハギの肝醤油で食べるお刺身
【材料2人前】〔大きめのカワハギ 2匹〕
【調味料】〔酒 適量〕〔醤油 適量〕
【作り方】カワハギの肝を沸騰したお湯にさっとくぐらせ、酒で洗います。肝を裏ごしし、醤油と混ぜれば肝醤油のできあがりです。カワハギは身を3枚に下ろし、薄造りにします。よく冷やした肝醤油でいただきます。新鮮なカワハギが手に入ればぜひ試したいレシピです。濃い肝醤油がおいしいレシピです。
②カワハギの鍋
【材料2人前】〔小さめのカワハギ 10匹〕〔昆布 1枚〕〔白菜 4分の1玉〕〔しいたけ 4つ〕〔シメジ 1株〕〔えのきだけ 1株〕
【調味料】〔ポン酢 適量〕〔もみじおろし 適量〕
【作り方】カワハギは3枚に下ろします。鍋にカワハギの中骨、昆布を入れて沸騰しないように出汁をとります。白菜は芯は千切り、葉はざく切りにし、きのこ類はいしづきをとって下処理しておきます。十分出汁がとれたら中骨と昆布を取り出し、沸騰させた鍋にカワハギや野菜を入れて出来上がりです。カワハギと昆布のうまみでできたあっさりとした鍋のレシピなので、ポン酢やもみじおろしがよくあいます。カワハギのうまみが詰まったレシピです。
③カワハギの唐揚げ
【材料2人前】〔カワハギ 2匹〕〔小麦粉 100グラム〕
【調味料】〔塩 少々〕〔揚げ油 200グラム〕
【作り方】カワハギは皮を剥ぎ、内臓をとって塩を振っておきます。キッチンペーパーでよく水分を拭き取り、小麦粉をまぶします。180℃に熱した揚げ油で5分ほど揚げ、しっかりと油をきって出来上がりです。小麦粉は内臓のあったところまできれいにまぶします。取り除いた内臓は他のレシピに使えるので、肝はとっておきます。揚げることで身がふっくらするので揚げたてがとてもおいしいレシピです。
④カワハギの味噌汁
【材料2人前】〔小さめのカワハギ 4匹〕〔万能ネギ 3本〕
【調味料】〔かつおだし 5グラム〕〔あわせ味噌 大さじ2〕
【作り方】カワハギは皮を剥ぎ、頭をとっておきます。内臓を取り除いてよく洗っておきます。鍋に水を入れて沸騰させ、かつおだしとカワハギを入れて一煮立ちさせます。沸騰したら火を止めて味噌を溶き、器に盛って小口切りにした万能ネギを散らしていただきます。小さいカワハギは身が少なく、調理しづらいので骨ごと煮ると身のはずれがよくなって食べやすくなります。小さいカワハギでも十分おいしくいただけるお手軽なレシピです。
⑤カワハギの蒸し焼き
【材料2人前】〔大きめのカワハギ 2匹〕 〔キャベツ 2枚 〔もやし 2分の1袋〕〔たまねぎ 2分の1玉〕
【調味料】〔塩コショウ 少々〕
【作り方】カワハギは皮を剥いでおきます。アルミホイルに下からざく切りにしたキャベツ、千切りにしたたまねぎ、もやし、カワハギの順に並べます。塩コショウをしてアルミホイルを閉じます。魚焼き用のグリルに水を張り、15分ほど蒸し焼きにしたら出来上がりです。このレシピの野菜以外にもきのこや白菜などでも楽しめます。野菜がカワハギのうまみで蒸されて、より甘みが引き立つレシピです。蒸した肝を少しずつ溶かしながら身に絡めて食べると一層おいしいです。
いかがだったでしょうか?
カワハギは固い皮以外はどこもあますことなく食べることができます。軟らかい身と濃厚な肝が特徴のカワハギは、シンプルなレシピであっさりいただくのがいいでしょう。小骨が少なく、身のはずれがいいので小さなものから大きなものまでサイズを選びません。