アジの仲間であるシマアジは、うまみ成分がたっぷりと含まれており、どんなレシピにもあうお魚です。シマアジはアジの中でも大きく、身もしっかりとしているので、捌きやすく、一匹でいろんなレシピを楽しむことができます。新鮮なシマアジを使って色々なレシピに挑戦してみませんか?
色々楽しめるシマアジのレシピ7つ
養殖が盛んなため1年中みられるシマアジの旬は、夏から秋にかけてです。大きくなるお魚ですが、おいしいのは30~40センチくらいで、天然ものの方が身がしまり、おいしくなっています。高級食材としても知られているシマアジのレシピをご紹介します。
①シマアジの刺身
【材料2人前】シマアジの切り身 2分の1匹
【調味料】しょうゆ 適量 わさび適量 ポン酢 適量
【作り方】刺身のレシピにはまず、新鮮なシマアジが必要です。シマアジの皮は薄く、身も柔らかいので皮を剥く際には身が痛まないようにします。シマアジの皮をうまく剥くには、3枚下ろしにする前のシマアジに切れ目を入れ、そのまま手で剥く方法がいいでしょう。3枚に下ろしてからよりきれいに剥けます。その後は食べやすい大きさに切り、冷蔵庫で冷やしてお好みの薬味でいただきます。
②シマアジのたたき
【材料2人前】シマアジの切り身 2分の1匹
【調味料】ポン酢 適量 おろしショウガ 適量
【作り方】新鮮なシマアジを3枚に下ろし、皮をバーナーであぶります。皮が少し反るくらいが目安です。あぶったシマアジを冷蔵庫でしっかり冷やし、そぎ切りにしてポン酢とショウガでいただきます。刺身とは違った、香ばしいシマアジをさっぱりといただけるレシピです。ひと手間加えるだけで全く違ったレシピになるので、新鮮なシマアジが手に入った時にはおススメです。
③シマアジのつくね
【材料2人前】シマアジ 2分の1匹 長ネギ 2分の1本 たまご(卵黄) 1つ しょうが 1かけ 片栗粉 小さじ1
【調味料】砂糖 小さじ1 しょうゆ 大さじ3 みりん 大さじ1 酒 大さじ1
【作り方】シマアジをフードプロセッサーにかけ、細かくなったら他の材料をいれて粘り気が出るまでさらにフードプロセッサーにかけます。食べやすい大きさに丸め、フライパンで焼きます。表面がこんがり焼けたら調味料を合わせたものを回しかけ、軽く煮詰めます。焦げないように気を付けて、全体に行きわたれば出来上がりです。このレシピにつかうシマアジはフードプロセッサーでミンチ状にするので、他のレシピで余った骨や皮を入れてもおいしくできます。無駄のないレシピです。
④シマアジの煮つけ
【材料2人前】シマアジ 2分の1匹 長ネギ 2分の1本 片栗粉 大さじ2
【調味料】しょうゆ 大さじ3 みりん 大さじ2 砂糖 小さじ1 酒 大さじ1 だし汁 100cc
【作り方】シマアジを水で洗い、水分をキッチンペーパーで拭き取ります。片栗粉をまぶし、フライパンで両面を焼きます。皮面を上にして調味料と5センチ幅に切った長ネギをいれて煮ます。煮込むときはシマアジに触ると身が崩れるので、たれをシマアジにかけるようにします。少し煮詰まればできあがりです。レシピのなかの片栗粉をまぶす事でシマアジのうまみを閉じ込め、身が崩れるのを防ぎます。また、とろみもつくのでおいしい煮つけが簡単に作れるレシピです。
⑤シマアジのフライ
【材料2人前】シマアジの切り身 2分の1匹 たまご 1つ 小麦粉 100グラム パン粉 100グラム 揚げ油 200グラム
【調味料】塩コショウ 少々
【作り方】シマアジの身の水分をキッチンペーパーでしっかり拭き取ります。塩コショウを両面にして、小麦粉、たまご、パン粉の順でまぶしていきます。180℃の熱した油でキツネ色になるまで揚げます。油をしっかりきったら出来上がりです。シマアジの身は柔らかいので、サクサクの衣との相性のいいレシピです。骨も皮もついたままでいいので、簡単にできるレシピです。
⑥シマアジの西京焼き
【材料2人前】シマアジの切り身 2分の1匹
【調味料】西京味噌 大さじ2 酒 大さじ1 しょうゆ 小さじ1 みりん 大さじ1 砂糖 小さじ1
【作り方】調味料をきれいにまぜ、シマアジの切り身によくすりこみます。身に味が染み込むようにガーゼでくるみ、さらにラップで密閉します。そのまま1晩おき、フライパンの上にクッキングシートを乗せた上で焼きます。先に皮面から焼き、きれいに火がとったら出来上がりです。火を通しすぎるとパサパサになってしまうので、火加減が重要になるレシピです。シマアジの脂と香りのいい味噌との相性がいいレシピです。
⑦シマアジの兜焼き
【材料2人前】シマアジの頭 1匹分
【調味料】酒 少々 塩 適量
【作り方】兜焼きにする際は大きめのシマアジを選びます。シマアジの頭を縦に割ります。身の方を上にして、酒を振っておきます。酒を振って30分くらい置いた後、キッチンペーパーでしっかり水気を拭き取り、塩を強めに振ってグリルで焼きます。焼くときは皮面を下にして、その後裏返します。火加減が大切なレシピですが、シマアジの目が白く焼けるくらいまで焼けていれば出来上がりです。大きなシマアジならではの楽しみ方のできるレシピです。
いかがだったでしょうか?
新鮮なシマアジが手に入れば、刺身はもちろんのこと、皮ごと食べられるたたきも楽しめます。シマアジを焼くレシピの時は焼きすぎるとパサつきやすいので注意が必要です。高価であまり見かけないお魚なので、手に入れば余すことなく色々なレシピでシマアジのおいしさをたのしみましょう。