太刀魚といえば塩焼きですよね。淡泊なのにしっかりと油のついている太刀魚は、塩焼きにとても適しています。しかし、塩焼き以外にも骨離れのいい太刀魚はどんな調理法でも食べやすく、おいしいです。太刀魚が手に入ったら、塩焼き以外の調理で新しい楽しみ方をしましょう。
太刀魚といえば塩焼き!その他の料理法6品
太刀魚は大きなお魚なので、1匹でいろんな味が楽しめます。塩焼きだけではもったいないのでいろんなレシピに挑戦しましょう。塩焼き以外の太刀魚の調理法も難しくありません。今回は塩焼き以外のレシピもお教えいたします。
①太刀魚の刺身
【材料2人分】新鮮な太刀魚 4分の1匹
【調味料】しょうゆ、わさび 適量
【作り方】たわしで皮をこすってぬめりをとります。太刀魚の頭を取り、腹に刃を入れ、内臓を出してきれいに洗います。ここまでが下処理です。3枚に下ろします。背びれにそってゆっくり大名下ろしにします。尻尾のほうは身が少ないので切り落とします。3枚に下ろせたら皮に細かく切り目を入れ、食べやすい大きさに切って出来上がりです。中骨や尻尾はから揚げにするのでとっておきます。真ん中の脂ののっている部分は塩焼きに最適です。
②太刀魚のムニエル
【材料2人分】太刀魚4分の1匹 小麦粉 100グラム
【調味料】バター40グラム サラダ油 40グラム 塩コショウ 少々
【作り方】太刀魚は下処理して骨ごと10センチ幅くらいに切って塩コショウで下味をつけます。太刀魚に小麦粉をまぶしておきます。フライパンにバターとサラダ油をひいて温め、太刀魚を両面がパリッとするまで焼きます。お皿に盛りつけて出来上がりです。ムニエルは塩焼きと同じように定番料理です。塩焼きのようにぶつ切りにするだけでいいのでお手軽です。
③太刀魚の蒸し料理
【材料2人分】太刀魚4分の1匹 昆布 2枚
【調味料】塩 少々 酒 大さじ4 ポン酢 適量 もみじおろし 適量
【作り方】太刀魚は10センチ幅くらいに骨ごと切って塩を振っておきます。耐熱皿に昆布をおき、その上に太刀魚をおいて酒を振りかけます。蒸し器で15分ほど蒸してできあがりです。お好みでポン酢ともみじおろしでいただきます。太刀魚は骨が大きく、身が離れやすいので塩焼きと同じように大きく切って調理すると楽です。
④太刀魚のから揚げ
【材料2人分】太刀魚の尻尾、中骨 1匹分 片栗粉 100グラム 揚げ油 150cc
【調味料】しょうゆ 大さじ3 みりん 大さじ2 酒 大さじ1
【作り方】太刀魚を捌いたときにでた中骨を食べやすい大きさにぶつ切りにします。中骨と尻尾を調味料につけておきます。1時間程つけたら片栗粉をまぶし、180度に温めた油で10分程カリカリに揚げます。焦げやすいので弱火にしておきます。
⑤太刀魚のかば焼き
【材料2人分】太刀魚 4分の1匹
【調味料】しょうゆ 100cc みりん 30cc 砂糖 大さじ1 酒 大さじ1 粉末山椒 少々
【作り方】3枚に下ろした太刀魚を使います。身を10センチ幅に切ってフライパンで両面を焼きます。調味料を鍋で少し煮詰め、3回に分けてフライパンに入れます。きれいに照りが出て、たれが煮詰まったら出来上がりです。お好みで山椒をかけていただきます。塩焼きとはまた違った、たれとの相性のいい調理法です。
⑥太刀魚のきのこあんかけ
【材料2人分】太刀魚4分の1匹 えのきだけ 2分の1株 しいたけ 3つ しめじ 2分の1株 ショウガ 20グラム 片栗粉 100グラム 揚げ油 150cc
【調味料】しお 少々 水 150cc 酒 大さじ2 しょうゆ 大さじ2 粉末かつおだし 10グラム とろみ用の片栗粉 15グラム
【作り方】きのこ餡をつくります。しいたけは千切り、えのきとしめじはいしづきをとってほぐしておきます。しょうがは千切りにしておきます。きのことショウガを手鍋にいれて炒め、その中に塩と片栗粉以外の調味料を入れて煮立たせます。火を止めて水で溶いた片栗粉を回しいれ、すぐに混ぜます。混ぜながら弱火でとろみをつけます。太刀魚に塩を振り、片栗粉をまぶして180度の油で5分程揚げます。油をきって皿に盛り、きのこ餡をかけて出来上がりです。
⑦太刀魚の塩焼き
【材料2人分】太刀魚 4分の1匹 スダチ 1つ
【調味料】塩 少々 さけ少々
【作り方】太刀魚は骨ごと10センチ幅に切って酒を振りかけておきます。魚用のオーブンで表面が色づくまで焼き、裏返します。裏も同じように焼き目がついたら出来上がりです。お好みでスダチをかけていただきます。太刀魚の塩焼きは表面がパリッとするまで焼くと香ばしくておいしいです。太刀魚は皮が固いので、塩焼きにすると表面が割れて食欲をそそります。
いかがだったでしょうか?
太刀魚は塩焼きやから揚げなど、火を通した暖かい料理が多いですが、骨が大きいので捌きやすく、刺身などにしてもおいしいです。そのときは塩焼きのように皮をつけたままにすると少し硬いので、切れ目を入れると食べやすくなります。