一年中見かけるようですが、鯵の旬は5~7月です。旬の鯵はやや小ぶりで脂がのっています。鯵は調理がしやすいのでいろんな料理でたのしめますが、旬は夏なので傷みやすいので注意。鮮度に気をつけて旬の鯵を存分に楽しみませんか?
定番から変わり種まで 旬のおいしい鯵の食べ方
旬の鯵は脂がのっていて小ぶりでも十分楽しめます。身が柔らかく、小さいものは調理次第で骨まで食べられるので処理も簡単で済みます。今回は旬でしか味わえない鯵料理もご用意しました。
①鯵の塩焼き
【材料】大きめの鯵 2匹 大根4分の1
【調味料】しょうゆ 少々 塩 少々
【作り方】鯵の下処理をします。まずゼイゴをとり、うろこをとります。腹に刃をいれ、内臓とえらをとります。ここまでが鯵の下処理です。頭はつけておいてください。塩をふり、魚用のグリルで強火で5分ほど焼きます。鯵の目が白くなったら裏返し、強火のまま5分焼きます。大根をすり、水気をきります。皿に盛り付け、できあがり。大根おろしとしょうゆでいただいてください。旬の鯵はとても脂がのっているので、とてもジューシーにできあがります。
②鯵のなめろう
【材料】旬の新鮮な鯵 2匹 長ネギ2分の1本 万能ネギ 2本 おろしショウガ 大さじ1
【調味料】味噌 大さじ1
【作り方】鯵の下処理をして、頭もとります。背のほうから刃を入れ、3枚におろします。手で皮をはぎます。鯵の皮はうすいのですぐにはげます。長ネギはみじん切り、万能ネギは小口切りにします。鯵の身を荒みじんにして、ショウガ、味噌、長ネギと一緒に包丁でたたきます。すこし身の形が残るくらいまでたたいたら皿にもりつけ、万能ネギをちらしてできあがりです。旬の鯵は身が柔らかいのですぐにできあがります。旬で新鮮な鯵ならではの贅沢な食べ方です。
③鯵の南蛮漬け
【材料】小さめの鯵 6匹 片栗粉 50グラム ニンニク 1かけら おろしショウガ 小さじ1 玉ネギ 1玉 ニンジン 2分の1本 揚げ油300cc
【調味料】 しょうゆ 30cc 酢50cc みりん 小さじ1
【作り方】玉ねぎは薄切りにして塩もみして水で洗い、水気を切っておきます。ニンジンは千切りにします。にんにくは包丁でたたき、芽を取り除いて薄切りにします。鯵の下処理をします。頭はつけたままでいいです。キッチンペーパーで水気を拭きとり、片栗粉をまぶして180度の中火でじっくり揚げます。鯵を揚げている間に鍋に調味料をいれ、温めます。沸騰はしなくていいです。その中ににんにくとショウガ、切ったニンジンと玉ねぎを入れておきます。揚がった鯵はしっかり油を切り、熱いまま鍋のなかにいれます。そのまま置いて、粗熱がとれたら鍋に蓋をして冷蔵庫にいれます。半日ほど置けば食べごろです。旬の鯵は小ぶりなので、下処理の面倒くさい小さい鯵は南蛮漬けにむいています。
④鯵のフライ
【材料】大きめの鯵 4匹 小麦粉 50グラム 卵 1つ パン粉 200グラム 揚げ油 300cc
【調味料】塩コショウ 少々 ウスターソース 少々
【作り方】鯵は下処理をして頭をとります。このとき、腹は切らず、押し出すようにして内臓をとります。フライ用にひらきます。背のほうから刃を入れていきます。腹まで切らないように注意してください。皮を下にして骨をすきとります。この方が見えやすいのでやりやすいです。旬の鯵は身が柔らかいので難しいですが丁寧にしていけばきれいにできます。皮を上にして背びれをとります。開いた鯵に塩コショウをし、小麦粉、卵、パン粉の順で衣をつけます。180度に熱した油で5分ほど揚げます。鯵を油にいれてからの火加減は弱火です。きれいなきつね色になったらよく油を切り、皿に盛ります。お好みでウスターソースをかけてできあがりです。
⑤鯵の梅シソロール
【材料】鯵 3匹 小麦粉 70グラム 大葉 8枚 梅干し2個
【調味料】しょうゆ 大さじ2 塩コショウ 少々
【作り方】鯵は3枚おろしにしてキッチンペーパーのうえで水をきります。鯵に塩コショウをふりかけ、その上に大葉を置き、巻いていきます。鯵1枚につき大葉を1枚使います。巻いたら小麦粉をまぶし、フライパンで焼きます。梅干しは種を抜き、包丁でたたきます。あまった大葉は千切りにします。しょうゆと梅干しをあわせてソースをつくります。焼きあがった鯵にしょうゆをかけて、大葉を飾ってできあがりです。旬の鯵と旬の大葉を使った季節感のある一品です。
いかがだったでしょうか?
お魚はそれぞれ一番おいしい旬があります。旬の季節のお魚は、脂が乗っていて身も丸々としていて小さくても食べ応えがあります。旬のときはたくさんとれるのでお値段も安く、新鮮なものが手に入りやすいのでおいしくいただけます。