押しも押されぬ超高級魚のシマアジ。シマアジは船釣りでも狙うことができます。 そのなかでも特に大型のものはオオカミと呼ばれています。 ポイントを押さえれば船釣りでシマアジを積極的に狙いに行けます。 船で釣るシマアジのポイントはどんなものがあるんでしょうか?
船から狙うシマアジ7つのポイント
シマアジの釣り方は地域やポイントによって異なります。 シマアジは強烈な引きと相反して口が弱く、口切れでバラしてしまうことも多いため「ガラスの唇」などとも言われています。 以下の項目でシマアジを釣るためのポイントを説明していきたいと思います。
①安全と持ち物
船に乗ってシマアジ釣りに行こうと思ったら、まずシマアジ釣りに出ている船を予約しましょう。 初心者の方は、釣具屋さんで聞くと大体教えてお貰えますね。 そこで必要な持ち物等確認しておきましょう。出港してから忘れ物に気づかないように事前にチェックしましょう。
出港してからは、船頭さんのいうことはよく聞いてマナーを守って釣りを楽しみましょう。もちろん船ではきちんとライフジャケットを着用しましょう。
②使用ロッドのポイント
1.8~2.1mの青物用ワンピースロッドがベストです。 シマアジ専用でなくてもマダイ竿やワラサ竿などで十分ですが、硬目の竿はバラシやすいので要注意が必要です。 シマアジは口元が弱い場所があるので、硬い竿だと口切れの原因になるからです。 最近はシマアジ専用ロッドも発売されたりしています。 基本的には誘って釣るので、竿は一日持っていても疲れず扱いやすくオオカミにも充分対応できる竿がベストですね。
③実釣リールのポイント
リールは、ドラグ性能の高い中型両軸リールが主流でしたが、近年は電動リールが主流です。 電動リールはPE3号~4号を300メートル以上巻けるシマノなら1000番、ダイワなら300番の大きさが、シマアジに最適なリールサイズになります。 大型のシマアジを狙うときはPE5~6号を巻けるシマノで3000番、ダイワで500番の中型電動リールがお勧めです。 シマアジはとてもバラシやすいためドラグ性能がポイントになります。ドラグがなめらかなほど、シマアジの口切れを防げます
④仕掛けのポイント
シマアジを釣る仕掛けは大事なポイントです。 30~40cmの腕が長めで太く、丈夫な片天びんにクッションは2.5~3mm×50cm、コマセカゴは80~100号のLサイズを使用します。 ハリスは8~10号で、全長3m前後の3本バリが基本の仕掛けになります。 ハリは太地ムツ16~17号で作ったウィリー、スキンバケ、土佐カブラ10号などを使用します。 その他に沖アミエサの場合は、シマアジオキアミ用16~17号を使用します。 地域によって違う釣り方、ポイントもあるので船頭さんに確認しておきましょう。
⑤エサのポイント
シマアジを釣るのにエサがないと釣れないですね。 シマアジを釣るためにはコマセによって魚を寄せて釣ります。
コマセに良く反応し突っ込んできますのでコマセのマキ方がポイントになります。 地域によって違う釣り方もあるので、船頭さんに確認して見ましょう。
⑥誘い方のポイント
基本はシャクリ入れて釣るのがポイントです。シマアジは底中心に群れる傾向が強く、平場よりも根回りがポイントとなります。 従って疲れても飽きても底を取って、底から10~15mをシャクリ動作を繰り返えします。 根がきついポイントの場合は、船長から狙うタナの範囲が指示される事もあるので、それに従えば根掛かりのリスクを減らす事ができます。
⑦やり取りのポイント
シマアジがいざ掛かった時に、上顎にハリが掛かればまだしも、横に掛かるとアジ族の特徴として薄い膜状になっているために時間と共にハリ穴が拡がりスッポ抜けたり、口切れを起こしてバラしてしまいます。 常にこの事をイメージしながらやり取りを行う必要がありますので注意が必要ですね。 ドラグは緩めに設定するが、走らせすぎると根を回り込んでハリス切れになるので注意して下さい。 弱い唇に強い引きという全く困った組み合わせですが、最高の魚をゲットするためには細心の注意と集中力が必要になります。 シマアジはタモに入るまで全く気の抜けない魚ですね。このポイントを知っておくだけでもバラシが減ると思います。
いかがだったでしょうか?
シマアジは潮通しのいい場所がポイントになります。 シャクリながら誘い、掛けてからも非常にバラシやすい魚なので、慎重なやり取りがポイントになりますね。 釣るのが難しいシマアジですが、そのぶん、釣れた時のうれしさは大きいですね。