「ワインド」=「太刀魚」と言われるくらいポピュラーになった釣法ですが、これから太刀魚を「ワインド」で狙ってみようと言う方や「ワインド」なるものを試してみたものの未だに太刀魚の顔を拝めてない方もこの解説を読んで基礎からもう一度勉強してみませんか?
「ワインド」釣法で狙う太刀魚攻略テクニック
船からの釣りでも波止からの釣りでも非常に人気の高い太刀魚。今回は「ワインド」釣法で狙う波止からの太刀魚釣りに必要な数々のテクニックをわかりやすく簡単に解説していきましょう。
①ワームは真っすぐが鉄則
「ワインド」釣法では、ワームをセットしたジグヘッドを左右8の字に瞬間的に連続ダートさせる事が重要です。太刀魚の本能にアプローチするような綺麗なダート生み出すにはワームのセッティングに注意します。「ワインド」釣法専用ジグヘッドにとにかく真っすぐに刺します。軽く投げて表層を早巻して自分に真っ直ぐ自分に向かってくれば合格です。
②高速ダートのコツを掴め
朝夕を問わず「ワインド」釣法の肝はワームをいかに高速にダートさせる事ができるかにかかっております。太刀魚の捕食スイッチが入るシャクリのスピードは1秒間に2回くらいが目安です。シャクった後にラインテンションを抜いてスラックを出すことも大事です。
③朝は表層から狙え
朝は夜明け前1時間くらい前が時合になります。この時間帯に太刀魚を狙う場合は表層から探りましょう。日が昇り明るくなるにつれタナを下げていきます。「ワインド」では着水から何秒のタナでヒットしたかを覚えておき、次からはそのタナを集中的に狙います。
④昼間は深場を狙え
昼間、表層には浮いてこない太刀魚を攻略するにはなるべく遠投し、深いレンジを丁寧に探ることが大事です。「ワインド」には一番向かない時間帯かもしれませんが、深場のドラゴンを狙うチャンスでも有ります。
⑤夕方は底から狙え
日が沈む前からが夕方の時合になります。明るい時間帯は底に居る太刀魚を誘い上げていきます。「ワインド」釣法の特徴であるシャクリも大きなアクションと小さめのアクションとを交えながら、その日のパターンを探ります。
⑥夜が本番です
太刀魚の活性が一番高くなる夜間が「ワインド」愛好家にとっても一番腕の見せどころとなります。比較的表層に浮いた太刀魚をキビキビと小刻みなダートで誘うのがコツです。
⑦光で誘う太刀魚
夜間に太刀魚を「ワインド」釣法で狙う場合は、ワームにケミホタル等の発光チューブを刺して「ケミチューン」を施します。ケミホタルはエサ釣りなどでも使われますが「ワインド」釣法でも必須アイテムです。専用ワーム等も発売されておりワンタッチで装着可能なものもありますので試してみましょう。
⑧最後まで諦めない
「ワインド」釣法では、ワームを抜きあげる直前までシャクリ続けダートを止めないことです。太刀魚は岸壁のすぐ側に寄っている場合もあり最後の最後まで気を抜かずにしっかりダートさせます。ワームに飛びつく瞬間を目にすることが出来る事もあります。
いかがだったでしょうか?
「ワインド」という釣り方は体力勝負の一面もあります。太刀魚の捕食スイッチを入れるためには激しく高速なダートを生み出すためには、手首をうまく使い疲れないシャクリ方を身につける事が上達の早道です。そして「ワインド」の魅力は、太刀魚だけでなくシーバスやサワラ等の外道と呼べない大物がヒットすることです。